栃木ゴールデンブレーブスをいつも応援して下さる皆様、2023シーズンも熱い応援とご支援をいただきまして、誠にありがとうございました。

埼玉武蔵ヒートベアーズとの南地区チャンピオンシップを持ちまして、今季公式戦の全日程が終了いたしました。今季こそ4年ぶりのリーグチャンピオン返り咲きを目指し、寺内監督や成瀬ヘッドコーチのもと、地元宇都宮市出身の3人を含めて13人の新入団選手を迎え、チーム作りを進めて参りました。

今季は開幕当初は激しい首位争いを繰り広げ、シーズン中盤には首位に立ち、地区優勝に向けて2位との差を広げる戦いになりましたが、8月に入ると厳しい戦いが続き、埼玉武蔵ヒートベアーズに首位と地区優勝を明け渡すことになってしまい、地区2位での南地区チャンピオンシップ進出となりました。

そのなかで今季は2年目となるティモンディの高岸宏行投手がシーズン開幕戦から登板し、昨年以上の力投でスタジアムを沸かせてくれました。シーズン途中には故障のため、出場メンバーからは外れましたが、「やればできる」の合言葉のもと、皆様にエールを送れたのではないか思います。

NPB交流戦では、このうち読売ジャイアンツ3軍との5試合で4勝1分の負けなしと、BCリーグ内で最も優秀な結果を残し、秋のNPBドラフト会議に向けて、選手個人も大きなアピールができたのではないかと考えています。さらに南地区のタイトルも本塁打王や盗塁王など4人が獲得するなど個人成績でも結果を残すことができました。

新しい取り組みとしては、韓国京畿道独立リーグ選抜と栃木・茨城・埼玉武蔵の選抜チームが小山運動公園野球場で対戦し、野球を通じて日韓の交流が深まり、いつもと違った雰囲気も味わっていただけたと考えております。

一方で新型コロナウイルスの流行は一時期と比べて落ち着き、開幕から声出し応援も解禁となり、本来の応援団活動も再開することになりました。今季はホームゲームとして約30試合を行わせていただき、真夏は35度を超える暑さもありながら、3万人を超えるお客様に球場にお越しいただきました。今季も熱い応援をチーム・選手に送り続けて下さり、心より感謝申し上げます。

今季の成績は31勝32敗2分けで、首位に2.5ゲーム差の南地区2位で地区チャンピオンシップには進出いたしましたが、4年ぶりのリーグ制覇を果たすことができず、皆様には大変申し訳なく思っております。しかし、今季も皆様の変わらぬ熱い応援と温かいご支援をいただき、地域に愛され、野球を通して沢山の方の思いや地域の活性化を感じることが出来ました。今後も我々はさらに応援されるチームへの成長を目指して参ります。

球団創設7年目の今シーズンはこれで終了となりましたが、栃木ゴールデンブレーブスの選手・首脳陣・職員一同は、地域に夢と感動を与えていけるよう様々な面で成長し続け、挑戦して参ります。そして来季も球場でまた再会できますことを心より祈念いたします。

今後も変わらぬご理解とご支援、ご指導ご鞭撻のほど心よりお願い申し上げます。本当にありがとうございました。

 

株式会社 栃木県民球団
栃木ゴールデンブレーブス 代表取締役社長 江部達也